(1)切削工具分野では、ドリル、フライス、超硬インサートなどの工具のコーティングとして使用されるDLCフィルムは、工具寿命と工具刃先の硬度を向上させ、研磨時間を短縮するだけでなく、摩擦係数が非常に低く、密着性が低く、耐摩耗性に優れています。そのため、DLCフィルム工具は他のハードコーティング工具よりもはるかに優れた性能を発揮し、主にグラファイト切削、各種非鉄金属(アルミニウム合金、銅合金など)切削、非金属硬質材料(アクリル、グラスファイバー、PCB材料など)切削などに使用されます。
アルミニウム合金の切削加工において、アルミニウム合金材料は工具の切削面にすぐに付着し、加工面の品質劣化につながります。DLC膜は付着を低減できるため、アルミニウム合金の加工においてより効果的に使用されています。
硬度が高く、融点が金属材料よりも低いアクリル、ガラス繊維、PCB材料などの非金属材料の場合、TiN、TiAlNなどのコーティングを施した工具を加工すると、温度上昇により切削材料が溶融または半溶融し、切りくず除去現象が発生し、最終的に工具の破損につながります。DLC膜を堆積させた切削工具は、上記の問題に対する優れた解決策となり得ます。特に、高硬度(3500HV)のDLC膜は摩擦係数が非常に低く(約0.08)、切削加工中に発生する摩擦による工具の摩耗を大幅に軽減し、熱による切りくず除去性能の向上により、工具の平均寿命が3~4倍に延びます。この特性は、直径10mm未満の工具で特に顕著であるため、DLC膜はマイクロドリル、マイクロカッターの分野で広く使用されています。
–この記事は以下によって公開されています真空コーティング機メーカー広東振華
投稿日時:2023年10月13日

