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ダイヤモンドライクカーボン膜の応用

記事出典:Zhenhuavacuum
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公開日:2013年10月23日

(1)切削工具分野 DLC膜は工具(ドリル、フライス、超硬合金インサートなど)のコーティングとして使用され、工具寿命と刃先硬度を向上させ、研磨時間を短縮するだけでなく、摩擦係数が非常に低く、密着性が低く、耐摩耗性に優れています。そのため、DLC膜工具は他の硬質コーティング工具よりもはるかに優れた性能を発揮し、主にグラファイトの切削、各種非鉄金属(アルミニウム合金、銅合金など)の切削、非金属硬質材料(アクリル、グラスファイバー、PCB材料など)の切削などに使用されます。

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アルミ合金の切削加工では、アルミ合金材料が工具の切削面にすぐに付着し、加工面の加工品質の低下につながります。DLC膜は付着を減らすことができるため、アルミ合金加工ではより効果的に使用されています。

硬度が高く、融点はアクリル、ガラス繊維、PCB材料などの金属材料よりも低いため、TiN、TiAlNなどのコーティングを工具に塗布すると、温度上昇により切削材料が溶けたり半溶けしたりして切削片が除去される現象が発生し、最終的に工具の故障につながります。 DLC膜を蒸着した切削工具は、上記の問題に対する優れた解決策となります。特に、高硬度(3500HV)のDLC膜は摩擦係数が非常に低く(約0.08)、切削プロセス中に工具が摩擦によって発生する熱による切削片除去性能が大幅に向上し、工具の平均使用寿命が3~4倍に増加します。 この特性は、直径10mm未満の工具で特に顕著であるため、DLC膜はマイクロドリリング、マイクロカッターの分野で広く使用されています。

–この記事は真空コーティング機メーカー広東振華


投稿日時: 2023年10月13日